2005年12月15日

【WRC】相次ぐワークス撤退

先日、1980年代からラリー活動を続けていたシュコダがワークス活動の休止を表明したばかりですが、今日、なんと三菱がワークス活動の休止を表明しました…。



”三菱自動車、FIA世界ラリー選手権(WRC)のワークス活動を休止”(三菱自動車プレスリリース)


Tommi Makinen

そんな三菱ですがWRCの経験は長く、1970年代のコルト、1980年代後半のギャランVR-4の好成績に続いて1993年からのランサー(グループA)投入により黄金期を迎えています。

それは偉大なるラリースト、トミ・マキネンとともに1996〜1999年まで4年連続でドライバーズタイトルを獲得し、1998年には初となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得したというものです。

(三菱の通算勝利数は34勝)


Lancer WRC

しかしグループA規定で造られていたランサーに三菱はこだわったため、他メーカーに比べWRカーへの移行が遅れてしまい、近年は(2003年の活動休止も含め)思うような結果を残せず、今季は2回表彰台に登るのみ(優勝はなし)という寂しいものとなっていました。


F1以上にWRCではメーカー同士の戦いとなるため、その戦績に対するイメージが非常に大きいものであると考えられます。そのためコストに見合う結果を残せなければ今回のような苦渋の決断が行われたとしてもしょうがないのかもしれません。

特にこのところはWRCのショーイベント化が進んでおり、FIAマックス・モズレーISCデイビッド・リチャーズが推し進めるWRC拡大路線に各メーカーが息切れを起こしている状態となっています。

(FIAは各ラリー主催者が持つFIA会長選の投票権への影響を考え拡大を支持。ISCはテレビ放映権を持つため純粋に興行収入の増加を狙い拡大路線を執る)

(今回の三菱・シュコダ撤退は時間の問題であったと見られていたそうで、またスバルも本体富士重工業の業績からイベントの整理・縮小化を望んでいるとのこと。しかしスバル実戦部隊のプロドライブを傘下に持つリチャーズの意向により口に出して言えないらしい)


メーカーと運営組織。
スポーツとショーイベント。


改めてモータースポーツの位置付けを考え直さなければいけないのかもしれません。


シュコダは2つのプライベーターをサポートしていくそうで、一つはレッドブルが支援する2台体制のオーストリアチーム(下図)。もう一つはシュコダの本拠であるチェコの若手ドライバー、ヤン・コペッキーを参戦させる1台体制のチームとのこと。

このシュコダの姿勢は、WRCにおいてその存在を維持する狙いとともに、将来のフル参戦復帰への窓口を開いておく目的があると云われているそうです。
RedBull Skoda

WRC TBP
posted by マトラボ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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