2006年02月25日

Electric Control Unit

”FIA、統一『ECU』の導入に動き開始”(@nifty:モータースポーツ:F1)
”FIA 2008年以降のエレクトロニクスサプライヤーを募集”(F1 Racing.jp 2006)


FIAが実際に統一ECUを導入しようとするならば、これからのF1はどうなっていくんでしょうか?



記事を読む限りではエンジン・ドライブトレインが制御の対象となるようで、FIAは彼らが望む方向でしかパワーユニットを認めないようです。

ですが今季からV10→V8に変更された以外にも、
<制限>
・最低重量
・最低重心高
・最大ボア径及び気筒間距離
・最低クランクシャフトセンターライン高

<禁止>
・燃料直噴
・可変吸気システム及び可変排気システム
・可変バルブタイミング及び可変バルブリフトシステム
・希少金属などの材料
などのエンジンに関するレギュレーションに制限が加えられたため、メーカーやサプライヤーにとってはより一層パワーユニット(特にマッピング)の最適化が重要事項になっています。

(各チームは全サーキット、全コーナーの全領域に対して、スロットルの開閉度・エンジン回転数のデータ化を行い、燃費マップやトルクカーブなどの最適化を行っているそうです。しかしそのデータ量は膨大で、コストなどの面から近年のエンジンサプライヤー撤退に繋がってしまっているのもまた事実ですが)

まだ馬力や回転数、燃費などには制限がないため、メーカーやサプライヤーはその点で重箱の隅をつつくような作業を必死に繰り返し開発を進めていますが、このECUが導入された場合は車体領域の開発がメインになってしまうんでしょうか?


前のエントリーでも書きましたが、エンジンについても機械工学的な見地から考えれば形状・材料・制御をどう改良していくかがメーカー、サプライヤーにとって重要な点であり、また同時にそれがコスト増加の一因となっています。

ですがこの点こそ「テクノロジーの未来」へ挑戦するということであって、ただ単にV8にして排気量を減らし、パッケージングや材料を規制しているFIAには将来のレーシングエンジンへのビジョンといったものは正直感じられません。

勿論コストダウンは達成されなければならない問題ですが、先進技術や次世代エネルギーとレギュレーションとの兼ね合いについてFIAにはしっかり考えてもらいたいと思います。

(ル・マンにおけるアウディR8の直墳やR10のディーゼル、07年参戦予定のプジョーのディーゼルマシンなどは先を見据えたメーカーと主催者側のコンセンサスを窺わせます)


(2/27)追記:

”モズレーFIA会長、F1燃料消費への批難を懸念”(@nifty:モータースポーツ:F1)

モズレーも一応は分かっているようです。だからエンジンのレギュレーションに関しては燃料総量やタンク容量、材料等を規制するものの、形式(気筒数や各種スペック)についてはメーカーに任せるというシステムが一番良いと思うんですけどね。(グループCカーのようにメーカーが自分たちの得意なエンジンで活躍出来るのではないかと)

F1 TBP
posted by マトラボ at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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